敏感肌とは別?アトピー&アレルギーについて詳しく解説

化粧品を変えたわけでもないのに、なぜか肌が急激に荒れ始めた…。

こんな肌の状態になったら、まず疑うべきは敏感肌です。敏感肌は肌のバリア機能の低下により、外部刺激でダメージを受けて肌が荒れてしまう状態です。

バリア機能を上手く働かせることができれば改善が目指せますが、バリア機能が低下したままでは敏感肌になったままです。

この敏感肌、生まれつきではなく肌の乾燥とともにみられる肌質です。

子どものころから敏感肌のこともありますが、多くは20代以降、肌が乾燥に傾き始めることで敏感肌へと変化していくんです。

では生まれつき肌が荒れやすい場合も敏感肌に該当するのかというと、そんなことはありません。

敏感肌以外にも、肌が荒れやすい肌質があるのでご紹介します。

肌が荒れる!これってアトピー?アレルギー?敏感肌?

肌が荒れやすい人の肌質として疑われるのが敏感肌・アトピー・アレルギーです。

ではそれぞれの特徴を紹介していきましょう。

敏感肌

敏感肌とは、肌の乾燥から徐々に変化していく肌質のことです。

人の肌はうるおいがあり、さらに皮脂量もしっかりとあることで肌のバリア機能がきちんと働く健康的な状態となっています。

しかし肌のうるおいを自発的に保つことができるのは10代のころまで。

20代頃から肌の角層のバランスを保つセラミドが減少し始め、角層のバランスが崩れてしまいます。

バランスが崩れることで角層に隙間が生じ、そこから肌内部のうるおいが逃げ出してしまうのです。

隙間を埋めることができなければうるおいを与えても逃げ出す一方なので、乾燥が徐々に悪化。

さらに20代以降は皮脂量も減少してしまうため、バリア機能が低下して肌が刺激を受けやすくなってしまうのです。

この状態を敏感肌と言います。

アレルギー

両親のどちらかがアレルギー体質である場合、子もアレルギーの可能性があります。

アレルギーの原因となるアレルゲンは人それぞれですが、そのアレルゲンによって何らかの症状が出ます。

多いのが花粉によるくしゃみや鼻づまりですが、それ以外にも肌に異常が出ることも。

アレルゲンが肌に付着することによって炎症を起こし、肌が荒れてしまいます。

これがアレルギー肌です。

アトピー

人の肌の角層はセラミドや天然保湿因子、ヒアルロン酸などがしっかりとあることでうるおいを保つことができています。

元々人の肌にあるのが一般的なのですが、これらの成分の量が不足している人もいるのです。

元々成分が不足していると、最初からうるおいを保つことができませんので小さいときから乾燥状態に。

さらにこの乾燥に陥っていることでバリア機能が低下し、肌は些細な刺激によってダメージを受けやすい状態に。

これをアトピー肌と言います。

肌質は様々、原因や発症時期も異なる

敏感肌・アレルギー肌・アトピー肌は似ているようでそれぞれ原因も発症時期も異なります。

小さいころからその肌質である人もいれば、急に肌質が変化してしまう人もいるんです。

小さいころからその肌質であれば対処法がわかるものの、急になってしまうとどう対応していいかわからず、そのままにしてしまう事も多くあります。

ただそのままにしてしまうと症状が悪化したり、さらに新しい症状が他の場所にできたりとひどくなってしまう一方です。

そのため自分の肌質をしっかりと見極め、それからその肌質に合ったケアをしていく必要があります。

敏感肌は肌のバリア機能を改善することと保湿を第一に考えることで改善の余地があります。

ではアトピー肌とアレルギー肌は改善の余地があるのか?

次からさらに詳しく解説していきましょう。

アトピー肌の特徴、改善方法は?

アトピー肌は小さい頃からその肌質であることが多くなっています。

ではこのアトピー肌の詳しい特徴、そして改善方法について紹介していきましょう。

アトピー症状の特徴

アトピー症状は小さい頃から始まることの多い症状です。また小さい頃は何の症状もなかったのに、成人してから急に発症したというケースもあります。

いつ頃発症したかによって症状が出る部位が異なるようです。

  • 赤ちゃん…頭が出やすいが、顔や体にも出ることがある
  • 幼児…首や関節部分
  • 思春期以降…顔、首、胸、背中など上半身に出やすい

このように年齢によって症状の好発部位が異なります。

そしてアトピー症状の主な特徴として挙げられるのが強いかゆみ。かゆみの度合いがとても強いとされており、掻かずにはいられないほど強いようです。

肌を掻くことで皮膚組織が破壊されてしまうため、継続してかゆみが生じたり肌がボロボロになったりと肌の状態がとても悪くなってしまいます。

この強いかゆみはいつでも現れるというわけではありません。以下の時に症状が現れやすいとされています。

  • 眠りにつきかけている頃
  • 入浴中、または入浴後
  • 汗をかいた時
  • イライラや緊張と言った精神的ストレスを感じた時

体温が上がっている時はかゆみの症状が出やすいようですね。

また精神的ストレスを感じることでもかゆみが出るようなので、学生・社会人の人はこれによって強い症状が出やすくなるかもしれません。

これ以外にも、湿疹が出ていてその症状が治りかけている時にも強いかゆみが出ることがあるとされています。

治りかけている時にまた掻いてしまっては意味がありませんので、患部を冷やすなどして掻かないようにしなければなりません。

アトピー肌を改善する方法は?

アトピー肌の改善を目指すのであれば、まずは症状が出ているかどうかを確認しましょう。

現在症状が出ているのであれば、その症状を鎮静化させることが先決です。症状の沈静化にはかゆみを止めるための薬を使用する必要があります。

ドラッグストアなどに行けば販売されていますが、選び方が難しいためできるだけ皮膚科に行って症状に合った薬を処方してもらうことがおすすめ。

薬を使って完全に症状が治まったら肌のケアを開始しましょう。

アトピー肌は好発部位が非常に多いため、できるだけ全身のケアを同時に行っていくことがおすすめ。

何らかの刺激によって肌にかゆみが出てしまう事から、肌のバリア機能が働いていないことが考えられます。

そのためうるおいを与えること、そして肌のバリア機能を回復させるケアを行いましょう。

症状が治まった後はまだ肌の状態が良いとは言えませんので、とにかく低刺激のアイテムを使う必要があります。

うるおいを与えるものは添加物が極力少ないものを使用し、その後ドラッグストアなどでも売られている白色ワセリンを使ってみましょう。

白色ワセリンは肌への刺激がとても少なく、塗った部分を保護してくれるため幹部が刺激を受けずに済みます。

とは言っても全身に白色ワセリンを塗るわけにもいきませんので、年齢に合わせて好発部位にワセリンを塗布しておくと良いでしょう。

肌の状態がある程度良くなれば、保湿効果を重視したボディクリームに切り替えてケアを長く続けてください。

アレルギー肌の特徴、改善方法は?

小さい頃は何ともなかったのに、急に肌に異常が現れることが多いアレルギー肌。

このアレルギー肌はどんな特徴があるのか、また改善できるのかについて紹介していきます。

アレルギーの症状の特徴は?

アレルギー症状はいつ発症するかがわかりません。アレルギーの元になるアレルゲンは人によって異なります。

そしてこのアレルゲンは最初からいきなり発症するわけではなく、体内にアレルゲンが蓄積することで急に発症するのです。

生まれた頃はアレルゲンが1だったものの、生活とともにアレルゲンが10になることでアレルギーが発症。

発症したらその後はそのアレルゲンによる症状が継続して出ます。

アレルギー症状は幅広くあります。

  • くしゃみ
  • 鼻水・鼻づまり
  • 喉の痛み
  • 頭痛
  • 微熱
  • ニキビなどの肌荒れ
  • 肌のかゆみ

風邪のような症状が出ることもあれば、肌にトラブルが出る事も多くあります。

症状が多岐にわたることからすぐにアレルギーと見破るのは難しいこと。そのためその症状に合わせたケアを始めると思いますが、アレルギーによる症状はアレルゲンを抑えない限りは症状が落ち着きません。

そのため症状が落ち着かない場合はアレルギーを疑った方が良いでしょう。

アレルギー肌の改善方法は?

アレルギー肌を自分で見極めるのは難しいこと。多くが急に症状を発症するため、どうしてこんなトラブルが出たのか迷う人が大半です。

急にアレルギーのような症状が出たと思ったら、まずは皮膚科や内科に行きましょう。

症状に合わせて病院に行ってみて、医師に判断してもらうことがおすすめです。

アレルギーであると判断された場合は、まずは出てしまっているアレルギー症状の治療に専念しましょう。薬が処方されますので、それを使って症状を落ち着かせます。

その後は症状に合わせて様子を見ていく必要があります。

くしゃみや咳と言った風邪のような症状であればドラッグストアや薬局で買える市販薬で落ち着かせることができます。

ただ肌荒れやかゆみといった肌の症状は皮膚科で薬を処方してもらった方が良いでしょう。

皮膚科に行けば抗ヒスタミンの内服や塗り薬などをもらえますので、それを使えば症状が悪化する前に落ち着かせることができるでしょう。

またアレルギー科に行けば根治を目指す治療を受けることもできます。アレルギーは一度発症すると自力で治すのは難しいため、治すことを考えるのであればアレルギー科や皮膚科でしっかりと治療しましょう。

アトピー・アレルギーは自分で直すことは難しい

アレルギーやアトピーは自分で治すことが困難な症状です。

また症状によっては自分で症状を落ち着かせることも難しいため、症状がどうしても治らない場合はすぐに皮膚科などに行って医師に治療してもらうことがおすすめです。

症状が落ち着いていれば自宅でのスキンケアで症状を防ぐこともできます。

どちらの肌質も刺激に弱い肌となっているため、使うスキンケアアイテムは必ず敏感肌用の低刺激の物を使用してください。

またスキンケアには保湿と一緒にバリア機能を高める効果がある物を使うことがおすすめです。

バリア機能を高めることができれば刺激に強い肌となるため、アレルギーやアトピーによる症状が出にくくなるかもしれません。

肌質は自分自身でコントロールできないので発症してしまうとツラいものですが、諦めずに肌を美しく保ちましょう。