福田内閣メールマガジン 第6号 平成20年1月31日
● 独法と「1940年体制」(内閣府特命担当大臣 渡辺喜美)
こんにちは。渡辺喜美です。
昨年終盤は、独立行政法人改革、いわゆる独法(ドッポウ)改革に取り組
みました。最後は総理や官房長官の助太刀(すけだち)もいただき、年末に
「整理合理化計画」を閣議決定しました。私としては、合格点の成果に至っ
たと思います。
もちろん、これで独法改革が終わったわけではありません。ファミリー法
人との随意契約や天下りなど、直ちにメスを入れる必要があります。引き続
き、精一杯取り組んでいきます。
「整理合理化計画」の策定にあたっては、国民の皆様からのご意見を募集
しました。総計1,269件のご意見をいただき、多くのヒント、励ましの
お言葉を賜ったことは、私にとって大きな支えとなりました。改めて、厚く
御礼申し上げます。
現在は、私のもう一つの担当課題である、「社会保険庁改革」について、
ご意見募集中です。こちらも、よろしくお願いします。
これら課題に取り組む中で、私がいつも思うのは、日本はいまだ「1940
年体制」、つまり戦時体制の遺物に囚われている、ということです。
例えば、独法の多くは、特殊法人を前身としますが、特殊法人の原型は、
1941年に作られた「営団」(住宅営団など)です。年金はじめ社会保障
制度も、1940年前後に原型が作られました。また、公務員制度における
天下りや年功序列も、貯蓄と間接金融を中心とした日本型金融システムも、
やはり、戦時体制の中で形作られたものです。
これらの仕組みは、戦後の一時期、有効に機能したこともありました。し
かし、長い時を経るうちに澱(おり)がたまり、多くの機能不全も生じてい
ます。
そろそろ、日本を「1940年体制」の呪縛から解き放ち、日本社会本来
の活力を取り戻すべきときです。
乱高下する株式市場にも象徴されるとおり、日本の行く手は、全く楽観で
きる状況にありません。しかし、こういうピンチのときこそ、チャンスに変
えることも可能です。
金融・行政改革担当大臣として、引き続き、「官から民へ」「貯蓄から投
資へ」の流れを、全力で推し進めていきます。
※ 独立行政法人整理合理化計画(平成19年12月24日閣議決定)について
http://www.gyoukaku.go.jp/siryou/tokusyu/h191224/index_dokuhou.html
※「年金業務・組織再生会議の中間整理についてのご意見・情報の募集」
http://www.gyoukaku.go.jp/pub/nenkin.html
※ プロフィール
http://www.kantei.go.jp/jp/hukudadaijin/070926/16watanabe.html